マウスパッドとマウス対応表
ゲーム用マウウと、KAI.g2 との、自身での動作確認。これらは、いつでも、弊社の Multi Space で行えます。普段の設定と同じ環境、もしくは、近い環境にて動作確認ができれば安心かと思います。また、購入を検討されているマウスの使用感を試すこともできます。
百聞は一見にしかず。お気軽に、ご利用ください。
百聞は一見にしかず。お気軽に、ご利用ください。
とにかく、『使っていただければ、その性能はお分かりいただけます』。シートにマーキングなどをしておき、このシートを持ち運べば、どの場所であろうとも、普段の環境での位置関係も同じになります。
ハサミで切ることもできます。使いやすいようにしてお使いください。
しなやかさについては、サーフェースを、0.05 mm 薄くすることにより改善が進みました。耐久試験も満足のいく結果になっています。それはそうと、マウスパッドの使い始めから、終了までの期間、いったい、何十万回ぐらいサーフェースの上をマウスが滑走するんでしょう?それとも、何百万回?
遅ればせながら、やっと、発売にこぎつけられそう。3月の中旬以降に発売できそうです。
マウスパッドのズレは、ゲーマーだけの話ではなく、一般のユーザーも感じること。ときどき、位置をなおしたりする経験は誰にでもあることでしょう。
ただ、ゲーム用マウスパッドにおいては大切であり、マウスパッドの防滑性はポイントの一つでしょう。KAI.g2 は、H | HT | U | UT 全てのシリーズにつき留意しています。特に、U | UT シリーズの防滑性においては絶対の自信を持っています。
オーバークオリティーと言われれば、そうかもしれません。だけど、どこまでが充分で、どこからがオーバーなのかも判然としていないなかでは、万全である方がいいと考えます。
U | UT に使用されている防滑素材は工業用に開発されたもので、その性能は抜群。ホントに動きません。
確かに、似たような素材はあります。相当数、試してきました。中には優れた性能を示すものもありました。しかし、それでも、ズレないという自信は持てなかったり、指の爪で軽くヒッカクだけで剥がれてしまったりと、今、一つ物足りなく思っていました。散々、探し、試して、たどりついたのが、この防滑素材。
『ズレる』『ズレるかもしれない』と『絶対にズレない』とは違います。
『もう、ズレるの不安はない』と思えることは、マウスパッドとしては大きな美点だと考えます。
問題はコスト。なんとか、コストを下げる努力はしていますが、頭痛の種です。
基本的には硬い物は滑ります。化学繊維の布も樹脂ですから、強撚糸系を使ったり、熱により変形させるなりすれば硬くなります。樹脂板も硬い、ガラスも硬い。もちろん金属も硬い。
これらは滑ります。しかし、止めるのは大変。止めることをサーフェースのみでコントロールしようと考えた場合、硬いサ-フェースでは無理。技術でこれを可能にする方もいらっしゃるでしょうが、それは、まれなケースだと思います。
布、樹脂にしろ、ガラスにしろ、『しなやか』であることは、マウスの操作性を高めるためには必要だと考えています。梨地のようなザラザラ・タイプであっても同様。
ザラザラ・タイプは、マウスの移動距離が感覚的に知りやすいという意見を聞いたとき、ナルホドと思いました。しかし、『ザラザラ』であっても、『ゴツゴツ』であってはいけないと思っています。
しなやかであるから、サーフェースを支える中間コア層の特性を、より活かすことができまると考えています。KAI.g2 は、『固さ』を感じさせないサーフェースにしたいと考えています。
『滑って、止まる』には、中間コア層の性能を活かす、サーフェースのしなやかさが不可欠。それを実現させる工夫を考える日々です。、
現在のマウスパッドで使用されている布は、ご存知のように化学繊維。原料は高分子、早い話が樹脂。
これを溶かし、ノズルから押しだし、冷却して糸がつくられます。この糸を編んだり、織ったりして布が出来上がりますが、これも、いろいろあります。
原料は、ナイロン、ポリエステル etc などがありますが、マウスパッドに使用されている布はナイロン製が多い。ナイロンは磨耗に強いが、耐熱性に弱く、こしがない。ポリエステルはナイロンに比較し、こしがあり、吸湿性が低い。
ナイロンは、耐熱性の弱さを利用することにより熱プレスなどでセットすることにより、型くずれし難くすることができます。つまり、起毛の多い布の表面を整えることができます。
トラッキング性能を上げるには、起毛の多い糸、撚糸 ( よった糸 ) などを使用し、織る、編むと、ほぼ万全に近くなります。不定形なテクスチャーになるからです。反面、滑り性、平滑性が損なわれがち。
滑り性、使用感は、布の織り方、編み方とも密接に関わっています。糸の太さとも関係あります。
海外メーカー製のものを見ると、起毛の多い糸による平編み、撚糸を使った梨地織り、などが使用されています。糸は、太め (厚め)。
こういった布はトラッキングにおいては安定しているのが特徴。滑り性、平滑性は低下しますが、一方では、止めやすくいといえます。
梨地にするとザラザラ・タイプとなります。平滑性は低下しますが、ザラザラ感を好まれる方には良いと思います。滑り性を改善するために、フッ素加工 (撥水加工)、熱プレスなどので表面加工で工夫されています。ただ、撥水加工した布は貼り合わせが困難。とはいえ、表面のコーティイングだけでは、すぐに剥離してしまいます。頭の痛い課題です。
編み方、織りかたは、性能だけではなく、マウスパッドの製造とも大きく関係してきます。
織物は、切断すると、切断面がヒゲのようになり、そこからほつれてきます。平編みもその傾向があります。マウスパッドの端が、程度の違いはありますが、ヒゲ状になっているのはそのため。
溶断という方法で切断すればこの問題は解決しますが、発泡体と貼りあわせた後に、トムソン型で打ち抜くので、溶断は使えません。編み地は、まだいいのですが、織り地は、ほつれを防止しないと、どんどん、ほつれていきます。
ロックミシンによる縁かがり縫いを行うか、パイピングを行うかにより、ほつれ防止をしなければなりません。専用の熱プレス型を製作するのも一案。他社も苦労していると思います。布製は、けっこう、たいへんです。
布製マウスパッドも、これ一枚でというのは難しい。KAI.g2 HT | UT シリーズは、3G/3.5G への対応 (ローセンシーも含め) と、滑りを抑え、止めやすいことを重点に造られています。もちろん、3G/3.5G 以外のマウスでもご使用になれます。
ただ、残念ながら、IE 3.0 においては、最も、ローセンシーな設定において動作が安定しません ( 謎です )。とても残念な思いですが、しかたありません。マウス対応表をご参照ください。
ローセンシ、ハイセンシともに、軽い力でマウスを操作する。そんなスタイルをおすすめしたいと考えています。人それぞれで、好みのスタイルがあるのは当然です。共感いただける方もいらっしゃるでしょうし、そうでない方がいらっしゃるのも当然。毛頭、押し付けるつもりなどなく、一考いただければ幸いです。
なぜ、軽い力での操作をおすすめするのか? 野球、ゴルフ、テニス、剣道、大工仕事 etc。およそ道具というものを操る時、軽く操り、ポイントのみ力を加えるというのは、共通、かつ、普遍的なことです。とくに俊敏な操作を必要とする道具においては、軽い力で操作する方が優位です。
いわゆるクロウ・スタイルは、滑るけれども止まらないマウスパッドを使用するために生まれたスタイルだと考えます。 ARTISAN KAI.g2 は、クロウスタイルには適していないと考えています。ただ、一概には言えないとも思います。
人それぞれ、手の大きさ、力、など様々。各種のスポーツでも、フォームを変えたり、試したり、元に戻したりと、試行錯誤で、より、自分に向いたフォームを追求しています。結局のところ、そういったものなのかもしれませんが、より、合理的なもののほうがより良い結果を得るやすいとも思います。
滑って、止まるが理想です。ところが、これが難しい。
コストを度外視すれば、超、超、滑るマウスパッドは造れます。しかし、同時に止まるを実現するのは、とても困難なことです。この難しい、止まるを考えてみたいと思います。
マウスも慣性の法則からは逃げられません。軽いマウスの方が止めるには有利。重いマウスほど止めるための運動エネルギーは多くを必要とします。マウスの操作においては『止まる』と『止める』の両方によりマウスを止めています。『止まる』はマウスパッドのサーフェースの動摩擦の大小と慣性の法則により決まると言っても大きくは間違っていないでしょう。
『止める』はどうでしょう。どのようにして、止めるための運動エネルギーを得るかだと思います。一般的には、硬いサーフェースは止め難く、柔らかいサーフェースは止めやすいでしょう。先の『止まる』との関係においてもこのことは言えます。止めるという操作においては、例外なくマウスに加重を欠ける動作が含まれています。意識的、無意識に関わらず、加重がかかっています。
この加重により、マウスパッドは歪みます。マウスが沈み込むというように表現される現象です。この時に生まれるエネルギーが『止める』に有効に働いています。柔らかいサーフェースの方が止めやすいのは、マウスパッドの歪みが大きくなるからだと考えます。
もうお気づきのように、中間コア層も大きく関係してきます。サーフェースを支える中間コア層の硬度は、『止める』に大きく影響します。歪み方は、スタビリティーにも影響を与えます。微妙な影響かもしれませんが、感じ取ることのできる差異だと考えます。
難しい課題ではありますが、『止めやすく』することはできます。そういった意味で、サフェースの硬度、中間コア層の硬度、中間コア層の構造は、マウスパッドにとって、とても重要だと思います。
反発弾性が高ければ、止めるために歪ませたマウスパッドも、その動作の終了とともに素早く元の状態に戻ります。反発弾性が小さいと、元の状態に戻るのに時間がかかります。
そういった意味では、中間コア層の剛性も大切。初動に影響します。例えば、豆腐のような剛性の低い物体の上でマウスを移動させた場合と、鉄の上でマウスを移動させた場合とでは、初動が違ってくるでしょう。剛性の低いマウスパッドの場合、マウス移動の初動において、引っ張られる、粘るような感覚が残りませんか? 結局のところ、エイミングとは、こういった微妙なことの積み重ねにより差異の生じるものだと考えています。
言わせていただきたいことがあります。主にトラッキングに関してですが、マウスとマウスパッドとの関係において問題が起きた時、必ずと言っていいほど、『マウスパッドが悪い』と言われます。これは、いったい、どういうことなんでしょうか?
マウス、マウスパッド、双方における課題として提起されるのではなく、『マウスパッドが悪い』と決めつけられることには、どうも承服できません。全てのマウスが動作しないということなら、いたし方ないでしょう。そうではないのですから。
どうして、『マウスパッド悪者論』になるのでしょう? マウス製造メーカーは、特長とする性能を際立たせるために、結構、無茶をしていると思います。もう少し、普遍的に求められる性能を大切にしてほしいと思います。もしくは、ユーザーに対し、リストリクションを明確に示すべきだと考えます。
これについては、マウスパッド製造メーカーも同様。ARTISAN KAI.g2 においても、マウスとのコンパチビリティーを公表しています。社内試験なんかあてにならないと言われるかたもいらっしゃいます。そのとおりで、あくまでも社内試験です。また、環境、条件により差異が出ることもありえます。
しかし、自分達に都合の良い試験なぞではありません。このことは、公表しているコンパチビリティーをご覧いただければお分かりになると思います。手間暇がかかる作業ですが、絶対に必要なことなのでこれからも続けていきます。後発メーカーであり、認知度も低いメーカーです。ユーザーの皆様に受け入れていただくには、地道な努力と、絶対に性能では負けないことは不可欠だと考えています。
マウスパッドを製造している側からすると、マウスメーカーがテクスチャーに関するガイドラインみたいなものを提供してもらえると、とても助かります。
センサーの詳細な性能、識別ソフトのロジックなど、マウスがマウスパッドのサーフェースを、どのように識別しているのかなど、皆目、分からない状態です。一般論的には分かりますが、同じセンサーを搭載していたとしても、メーカー、機種により差異はあるはずです。また、識別結果の傾向などもあるはずです。
これらが明らかになれば、より、トラッキング性能の高いマウスパッドを造ることができると考えます。現状においては試行錯誤というのが実情。マウスメーカーの協力が得られないのであれば、今後は、各種センサーと、識別ソフトを用意し、それによる解析を行うというようなことまでやるしかありません。
マウス製造メーカー、マウスパッド製造メーカーが協力すれば、よりよい製品をユーザーに届けられると思うんですが、無理ですかね。
リフトオフディスタンスが近いとか遠いとか言いますが、マウスメーカーは、それを、どう実現しているのでしょう? 公表されていないので、本当のところは分からないのが実情です。
ARTISAN KAI.g2 のトラッキングの試験をとおして分かった事実。傾向を考察すると、おぼろげながら見えてくるものがあります。リフトオフディスタンスについて考察してみました。
メーカーが公表してくれない以上、あくまでも、仮説、推測の域であることをご理解ください。
結論的に言うと、リフトオフディスタンスの近いマウスは、光源を弱くしていると思います。平たく言えばセンス性能を落とすことにより、それを実現していると考えます。高原を弱めることによりセンス距離を短くしているのでしょう。しかし、光源が弱いと被射体のコントラストも低下するので識別性能も低下します。
このことは、適応するマウスパッドを選ぶ傾向を強めます。マウスパッド表面のテクスチャーに依存する傾向が強まります。弱いコントラストにおいても識別しやすいテクスチャーが必要となのだと考えます。
例えば、マウスに光源の強さを選べるような仕組みを設けてくれるといいのですが......。そうすれば、もっと使いやすいマウスになると思うんですが。もしくは、ソフト的にバイアスをかけるような仕組みで実現できないものなのでしょうか。
ARTISAN においては、エイミングにおける安定性を指しています。
マウスパッドはエイミングを支える道具だと思います。安定したマウスの移動、マウスパッドのどこに移動しようとも同じ操作感が得られる。これは、とても大切なことだと思います。まさに安定したエイミングが実現します。
スタビヒリティーを向上させるには、サーフェースの表面性状と、中間コア層が重要です。共通するのは平滑性。マウスの移動操作においてサーフェースの波打ちによる上下動であるとか、ガタガタ、ゴツゴツと感じる上下動などがある場合、スタビリティーは低下します。
また、硬度が高い方がスタビリティーには有利です。反面、硬度が高いほど平滑性の欠如によるスタビリティーの低下は顕著になります。
中間コア層の表面の平滑性は重要。しかし、発泡ゴムの表面を平滑にするのは難しいものです。多くのマウスパッドに用いられている、押し出し、長尺の連泡ゴムにおいては至難の業。方法はありますが、コストアップになるので、そうした製造法は用いられないでしょう。長尺物が多く採用されているのは、後工程が効率的になりコストが下がるからです。
単泡ゴムの場合は製造されたブロックをスライスします。柔らかい物体ですから多少の誤差は出るものの平滑性において優れています。ARTISAN KAI.g2 の H シリーズは天然ゴムの単泡構造のものを使用しています。
連泡ゴムは気泡が繋がっているので吸水性に優れています。反面、反発弾性は劣ります。単泡ゴムは気泡が独立しているので反発弾性においては優れていますが、経年変化により反りが生じる可能性があります。これらの気泡構造もスタビリティーに影響を与えます。できるだけ、均一に気泡が並んでいることが望まれます。
発泡の構造の違いにより使用感に差があるのは当然のことです。マウスパッドに使用するということでは単泡ゴムの方が優位であると考えます。発泡率を制御することで硬度、質量を変えることもできます。
中間コア層とは、平たく言えばマウスパッドのアンコの部分のことです。
ARTISAN では中間コア層と呼んでいます。天然ゴムの発泡体が多いですね。天然ゴムは比重が大きく適度な重さがあり ( マウスパッドのズレ防止に役立つ ) 、なかなかいいですね。もう一つ、反発弾性にも優れているのでマウスパッドには適しています。ただし、これでなければいけないということはありません。
この中間コア層は、サーフェースと同様にとても重要なものだと考えています。サーフェースを支える部分であり、マウス操作に大きく関係してくるものです。マウス操作のスタイルとも関係してきます。柔らかい、硬いだけではなく、反発弾性、剛性、平滑性なども含めて考える必要があります。
投稿情報: 12:24 カテゴリー: マウスパッド考察 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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ハイセンシー、ローセンシーの違いにかかわらず、滑り性は高い方がいいのは言うまでもないでしょう。小さな運動エネルギーで、素早く、軽快にマウスを操作でます。
ただ、滑るマウスパッドは止め難いというのも事実。これとの関係でマウスパッドを選ぶというのも当然かと思います。滑りやすいということは、動摩擦が小さいということです。摩擦の課題は難しく、素材の摩擦係数だけでは解決できません。表面性状 ( 真実面積の大小、接地面の形状、山越え抵抗 etc ) とともに解決しないと摩擦係数は小さくなりません。
滑れば良いというものでもありませんが、滑って、止まることが実現すれば、マウスパッドの理想に近づけると考えます。滑るを追求するとき、同時に、止まるということも追求する必要があります。
投稿情報: 12:15 カテゴリー: マウスパッド考察 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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マウスの静止状態から、マウスを動かすときのことを指して初動と言っています。
ARTISAN が使い出した言葉であり、マウスパッド界 ( あるのかな? ) で認知されているとも思いませんが、重要な性能の一つなので今後も初動という表現を使っていきます。
これを物理的言うとすれば、静摩擦。静摩擦が小さいほど初動は速くなります。動かす物の重さとも関係してきます。軽い物を押す、重いものを押す。その物の接触面の状態を想像すれば理解いただけると思います。
滑走面により、大きく違ってくるでしょう。初動における俊敏性はゲームにおいても重要なものだと思んですが、どうでしょう?
投稿情報: 12:05 カテゴリー: マウスパッド考察 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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薄い布の利点は、初動が軽く滑り性も高いことです。というよりも、そういった布にしようとすると、薄くなりがちです。欠点は、貼り合せる素材の表面性状の影響を受けやすいことです。そして、貼り合わせが難しいということです。
実は、貼りあわせる素材の表面性状の影響を受けやすいということは利点にもなります。中間層の発泡体の物理特性を活かしやすいということです。これについては、続きを読んでください。
貼り合わせが難しいと言いましたが、それは、どのようなラミネートをするかにより違ってきます。やっぱり洗練されたラミネートという意味では、ホットメルトもしくは水性接着剤。ホットメルトでも反応性となると思います。一切の溶剤が含まれていないのでグリーンです。
ちなみに、KAI.g2 の U シリーズは反応性ホットメルト、H シリーズは接着剤です。ホットメルトの場合は、ホットメルト剤の特性、粘度、塗膜の厚さが重要となってきます。いかに、薄く塗り、いかに平滑に塗るかがポイントとなります。布が薄いと、その結果による影響を受けるからです。
海外製の布製マウスパッドの多くはラミネートをしていません。トコロテンのように押し出されるゴムに布を乗せ(もしくは敷き) 熱いゴムになじませ、冷えると自然にくっついているといった風な方法です。
温度、圧力などの条件によりくっつき方が違ってきます。剥がれについては、他の条件もあるので一概には言えませんが、ラミネートしていないので剥がれやすいとは言えるでしょう。
投稿情報: 11:49 カテゴリー: マウスパッド考察 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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マウスパッドにおいて布の厚さにどんな意味があるのか?
そう思いませんか?実は大きな意味があります。
厚い布の有利な点は、一つだけ。布が貼られているゴムの発泡体の表面性状の不備をカバーできること。マウスパッドにしようされている、ほとんどのゴム発泡体の正体は靴の中底に使われるものです。マウスパッド用に製造されるものではありません。トコロテンのようにゴムが押し出される長尺の発泡ゴムです。
これが自然に冷えるのを待つのですが、発泡状態により上方の面は平滑にはなりません。波打つような状態になることもあります。平らになっているとは限らないんです。そこに布を貼るのですから、薄い布の場合は、もろにその影響を受けます。
マウス操作にとって、その滑走面が平滑な方がいいのか、波打っている方がいいのかについては言うまでもないでしょう。厚い布は、この波うち状態を緩和してくれます。ただし、限界はあります。
一度、指の腹で、マウアウパッドの表面をなぞってみてください。浪打があるかもしれませんよ。
投稿情報: 11:32 カテゴリー: マウスパッド考察 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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