以下の画像は反りを補正した、飛燕 SOFT L サイズの画像です。
エアコン ( 暖房 ) で暖めた室内での状態。加湿器による加湿は行っていません。
SOFT タイプは、密度が低く自重が軽いことが反りに敏感になる理由の一つです。HARD タイプは、反りがあたとしても簡単に補正できます。
お問い合わせにあったように、加湿器などで加湿した環境では反らないのに、乾燥すると反ってくる。または、使い続けているうちに反ってきたなどは、乾燥により自重が軽くなるためです。
自重によりテンションとバランスされていたのが、自重が軽くなることによりバランスが崩れてしまい、反りが発生するのです。
もう一つは、ほつれの低減のために試作品とは逆の方向から打ち抜いたことにより、テンションが逆方向になったものと考えられます。
こういった場合は、底面のラミネート時に貼るテンションを高めにすればいいのですが、量産時においては、その必要が認められなかったので、そうはしていません。
湿度の状態による自重の差異が、ここまで影響するとは想像していませんでした。
ともあれ、反りが気になる。または、操作に支障をきたすような場合は補正を行う必要があります。
初回出荷分については、なんらの補正も行っていません。以降の出荷分については予め補正を行っています。
ご自身で補正をされる場合の方法をご説明しておきます。
『飛燕を巻く』記事をご参照ください。反っている方向と逆に巻くことにより補正します。この場合は、有る程度、直径を小さくして巻いてください。
巻いた後に、巻きを保持できる程度の重しを載せて、1時間~2時間程度、そのままの状態にしておいてください。
これを、横方向、縦方向、斜め方向に、適時、行ってください。
L サイズは、M サイズに較べると横方向が長いので、その文、自重が重くなり補正もしやすいです。
ご自身で補正ができない場合は、お気軽にご相談ください。程度により、弊社にて補正。もし、補正不可のような状態であれば交換させていただきます。
遠慮なく、お気軽にお問い合わせください。
※包装のシュリンクパック後のパッケージの歪みによる影響についても、既に対策を行っております。