物体同士を摺り合わせるとか、同じ場所に長期間置きっぱなしとかすると、移行する可能性のある物性であれば、移行します。
例えば、粘着性のあるシリコンなどは机に移行することがあります。机の上に、その物体の跡が残ったようになります。
紫電、紫電改の表面は、ガラスそのものです。マウスのソールと摺り合わされるわけですが、ソールの材質は、テフロンが大多数。超高分子量ポリエチレンも見かけます。
テフロンが最も磨耗しやすく、次に超高分子量ポリエチレン。ガラスと摺りあわされた時の、ガラスの磨耗は問題外でしょう。ゼロではないでしょうが、電顕レベルではと思います。
ただし、磨耗したテフロン、磨耗した超高分子量ポリエチレンが、紫電/紫電改 の表面に移行することは考えられます。また、微小な凹凸の角が滑らかにになっていくこともあるでしょう。
使い始めた最初に比較すると、滑りが若干、変化することは充分にありえます。
変化の大きな理由は、ソールが磨耗し、それが移行するこによる変化だと考えます。
紫電/紫電改 の表面が劣化することは考えにくい。
劣化するとすれば、ガラス素材をコーティングする際のバインダーの役割を果たす樹脂です。また、常時、コーティングされたガラス素材を剥がすような力を受けているわけですから、それによる剥がれの可能性は、ゼロではありません。
ガラス板製にはかないませんが、紫電/紫電改 の耐久性については特段に劣るとは思えません。
布ベースへのコーティング、かつ、薄いので、しなやかな操作性が得られます。ガラス・コーティングとはいえ、布製の延長線上にある製品です。
ソリッドな滑走面では得られない操作性を追及しています。
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