マウスパッドの耐久性について耳にすることが多いような気がします。
どの程度の期間において、当初と同程度の性能が維持されれば良いのでしょう?
布製においても、相当程度の高い耐久性を付与することは可能。素材を選べばできるでしょう。しかし、これはコスト、つまり販売価格と関係してきます。強い繊維は、たいていの場合、加工が大変。材料費だけでなく、製造コストも上昇します。
また、強い繊維による糸は太いのが普通。太すぎる糸は、マウウスパッドの布地には不向き。糸から造るとなると大事になります。ここにも難題がある。
化学繊維の研究においては目覚しいものがあり、単純に、ナイロンの方がポリエステルよりも強いとも言い切れなく、繊維ごとに判断するのが正しいと思います。
耐久性を言う場合、摩擦による磨耗が問題となるんでしょう。また、摩擦による毛羽立ちも問題となるでしょう。布地の場合は、糸、後加工により、ある程度は耐久性を高められます。
しかし、相当な摩擦がともなうマウスパッドの場合、耐久性に多くを望むのは無理があると考えます。
もちろん、安くはないわけですから、できるだけ永く使えるほうが有難いのは当然ですが、物理的な限界は超えられないのも事実。
造る側の工夫は不可欠ですが、ラケットボール、ゴルフなどにおける手袋。陸上競技におけるシューズなどと同じで、消耗品として捉えるしかしかたないようにも思います。
摩擦による磨耗。つまり、損耗については物性に依存します。また、擦れ合う物同士の関係も重要。同じ物性同士が擦れ合うと損耗は大きくなります。だから、単純に硬ければ良いともいいきれません。
とはいえ、素材により損耗率が違うことは事実。とくに、よく言われる樹脂製については素材の種類で損耗率を調べれば、ある程度は判断できると思います。メーカーが素材を明らかにしていればですが....。
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