薄い布の利点は、初動が軽く滑り性も高いことです。というよりも、そういった布にしようとすると、薄くなりがちです。欠点は、貼り合せる素材の表面性状の影響を受けやすいことです。そして、貼り合わせが難しいということです。
実は、貼りあわせる素材の表面性状の影響を受けやすいということは利点にもなります。中間層の発泡体の物理特性を活かしやすいということです。これについては、続きを読んでください。
貼り合わせが難しいと言いましたが、それは、どのようなラミネートをするかにより違ってきます。やっぱり洗練されたラミネートという意味では、ホットメルトもしくは水性接着剤。ホットメルトでも反応性となると思います。一切の溶剤が含まれていないのでグリーンです。
ちなみに、KAI.g2 の U シリーズは反応性ホットメルト、H シリーズは接着剤です。ホットメルトの場合は、ホットメルト剤の特性、粘度、塗膜の厚さが重要となってきます。いかに、薄く塗り、いかに平滑に塗るかがポイントとなります。布が薄いと、その結果による影響を受けるからです。
海外製の布製マウスパッドの多くはラミネートをしていません。トコロテンのように押し出されるゴムに布を乗せ(もしくは敷き) 熱いゴムになじませ、冷えると自然にくっついているといった風な方法です。
温度、圧力などの条件によりくっつき方が違ってきます。剥がれについては、他の条件もあるので一概には言えませんが、ラミネートしていないので剥がれやすいとは言えるでしょう。
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